なぜ夏のふとんは薄いの?夏布団と冬布団の違い
8月に入り、毎日暑いですね。
先日、来店されたお客様から「夏のふとんはどうして薄いの?」と聞かれました。
夏布団と冬布団の違いは、大きく分けるとひとつです。
それは、「熱をためるか、ためないか」です。
睡眠中、人は発熱しています。その熱が一時的に掛けふとんにたまり、その後、外へ熱が逃げていきます。
この熱をためることで、ふとんが保温をしてくれます。
冬布団に厚みがあるのは、熱を逃がさずにしばらくためて、保温してくれるからです。
また、厚みだけではなく、重さもあります。これは身体とふとんの間に隙間を作らず、保温力を高めるためです。
このように、冬布団は寒い季節でも、ふとんの中を温かくするように作られています。
では、夏布団はというと、冬布団の逆です。
夏布団は薄くできているので、身体から出た熱をすぐに外へ放します。
冬はふとんの厚みで保温してくれますが、夏に保温してしまうと、暑さで目を覚ましてしまいます。
そのため、夏布団をはじめ、夏の寝具類は放熱性に優れたものや、汗を吸い取りやすい吸水性の高いものが多くなります。
夏寝具を上手に使うことで、暑い夏の夜を快適に過ごすことができます。
ただし、エアコンを使う場合は注意が必要です。
特に、低い設定温度で長時間エアコンをかけている状態で夏布団を使うと、どんどん熱が外に逃げていき、身体を冷やす原因になります。
エアコンは、寝る直前まで寝室を涼しくしておくか、就寝後に切れるようにタイマーをかけるとよいでしょう。
ふとんは、季節によって使い分けます。
現在では、エアコンの普及や熱中症対策のため、一晩中エアコンをかける方も多くなっています。
寝室の環境だけでなく、体調管理も含めて、自分に合った寝具を選んでください。
記事を書いた人
水谷 祐介|快眠・寝具アドバイザー
複数の睡眠資格を取得し、100冊を超える睡眠関連の本を読んでいます。お客様の睡眠の悩みに寄り添いながら、寝具選びのお手伝いをしています。


























