10/23 打ち直しで思うこと
今日は晴れて昨日より暖かい一日でした。
しかし風が強かったので、ふとんを干すには今ひとつでした。
ですが、まだ今の時期ならば、ガラス窓から差し込む陽射しが小座布団くらい充分ふっくらさせてくれますね。
真冬になれば、晴れても気温は上がらず、おまけにこの辺りは「遠州のからっ風」でふとんを干しても冷たくなるばかり。
そんな時期がふとん乾燥機の出番です。
日に干せなくなくても乾燥させたお布団で、暖かくお休みいただきたいと思います。
本日の打ち直しのお布団です。
掛け布団の綿が、とてもボリュームのある綿でした。
打ち直し仕立てをさせていただくと分かります、同じ感触(内容)の綿が無いということが。
最初に新品の綿ふとんを購入されると、それはそのお店のオリジナルの綿ということになると思います。
産地の違う原綿をどの割合で配合するのか、化繊を混ぜるのか、混ぜるならどれ位とか。
最初が当店とは限りませんから、打ち直し綿には興味深いものがありますし、それは仕立て方にも影響があります。
その綿の性質に適した作りをします。とても難しい事です。
お客様が何年もお使いになることを思うと、作りたての状態でいて欲しいのですが、わたの性質上申し訳ないですが「無理」と言わざるを得ません。
だからこそ職人は、出来る限り使い易いように、見た目の良さが続くように工夫しながら仕事をしています。と、思っています。
今日はそんな事を思いながら、お布団を仕立てさせていただきました。
一日でも長く、気持ち良くお使いいただけますように😊
本日もありがとうございました。