12/17 本日の綿ふとん 真綿布団のお直し
いつもありがとうございます。「ふとんの水谷」仕立て職人でございます。
またさらに体に悪い寒さがやってまいりました。
雪こそまだ降りませんが、温暖な地域に住んでおりますと急な寒さに体が付いていきません。
1枚多く重ね着をして過ごしておりましたが、もう1枚重ねることになりそうです。(苦笑)
携帯カイロも必要ですね。
暖かくしてお過ごしくださいませ。
本日もお客様のおふとんを作らせていただいたのですが、真綿の掛け布団を少し直すご注文もございました。
真綿は蚕(かいこ)の繭から作られます。
植物のもめん綿とは違い、動物性の繊維です。
小学生の頃、同級生から小さなイモムシ(蚕です)を貰って飼っていました。
小学校に桑の木があり、度々葉をもらって餌にしました。
そして蚕は糸を出し繭を作ったのです。それは美しい光沢のある眩しさを感じるほどの白い繭でした。
最後の記憶が曖昧でどうなったのか…?
真綿布団はその繭の糸から作られます。どれ程の蚕の繭が必要なのか、、、気が遠くなります。
大事にお使いになる方は、「打ち直しをして欲しい」とお問い合わせくださいます。
ですが、「真綿布団は打ち直しと丸洗いが出来ない」事が当たり前でした。
それがこの頃「丸洗いが可能に」なりました。(もちろん専門業者でということです。ご家庭では洗わないでくださいね。)
打ち直しは今ままでと同じく出来ないのですが、洗ってきれいになったら良いですよね。
今回のお客様から、真綿布団を丸洗いして、ふとん側を新しい綿サテンで作るご注文をいただきました。
動物由来の真綿も植物由来のもめん綿と同様に、じんわり優しい温もりが持ち味です。
これからも長く気持ち良くお使いいただけますように😊
明日は休養日なのですが、出勤いたします。
「もうちょっとがんばらねば」で、ございます(笑)
くれぐれも寒さにご注意くださいませ。
本日もありがとうございました。